gtdiが理想とする人に寄り添うデザインとは、そのデザインに関わった一人一人の人生を豊かにしてくれること。その人たちの心や感情に意味のある語りかけをしてくれること。デザインをきっかけに今まで以上に深く、持続可能な関係性を築けること。そしてそのデザインをきっかけに人と人との繋がりを引き起こしてくれること。gtdiがこれから創り出すデザインの形状は見慣れたものばかりではないかもしれません。役に立ち、すぐに売れるモノであるとも限りません。従来のパッケージという概念にフィットしないかもしれません。それでも私たちは人の幸せと豊かな人生を目指したものづくりをこれからのパッケージデザインの「あたりまえ」にしたいのです。複雑で不確実な世の中だからこそ、gtdiは今までのやり方や見解にとらわれない人に寄り添うデザインを世に送り出していきます。
gtdiはこれまで20年間、たくさんのパッケージデザインのリニューアルに携わってきましたが、私たち自身がリニューアルすべき時がやってきました。これまでは「売れる」や「役に立つ」 デザインを創り出すことが最善であり、それこそがパッケージデザインが社会で担うべき役割であると割り切ってきました。果たしてこれまでのやり方でブランディング戦略の最終段階にあるパッケージデザインはどのくらいのインパクトを与えてきたのでしょうか。一体どのくらいの人の人生を豊かにしてきたのでしょうか。「売れる」デザインで溢れかえる今、デザインや物自体の価値も大きく変化し続けています。それらの変化は人の心、すなわち心情の変化と大きく比例します。技術やイノベーションがもたらす進歩や変革を常に目の当たりにする時代において、人と物の関係性も常々進化とアップデートが求められています。
gtdiはアジアをはじめとした、多国籍のデザインチームで形成されています。ターゲットとなる国や地域の文化、ドメスティックな文化との差異を理解し、ブランディング・ストラテジーに反映させます。またその逆に、国や地域にとらわれないインターナショナルなブランド・コミュニケーションの構築も手がけています。